FXで儲けられない人は読んでほしい(備忘録)

初心者向け!再現性があり具体的なトレード手法とは?

2023/12~2025/11集計結果

元金800万円
月次 預託証拠金 評価損益 有効証拠金 (前月比)
2023/12/01 8,000,000   8,000,000  
2023/12/31 8,231,431 -1,227 8,230,204 230,204
2024/01/31 8,341,182 7,038 8,348,220 118,016
2024/02/29 8,460,917 -206,809 8,254,108 -94,112
2024/03/30 8,571,489 -66,739 8,504,750 250,642
2024/04/30 8,572,389 -546,977 8,025,412 -479,338
2024/05/31 9,331,890 0 9,331,890 1,306,478
2024/06/29 9,331,890 0 9,331,890 0
2024/07/31 9,332,790 425,427 9,758,217 426,327
2024/08/31 10,629,456 0 10,629,456 871,239
2024/09/30 10,632,156 0 10,632,156 2,700
2024/10/31 10,680,908 0 10,680,908 48,752
2024/11/30 10,676,970 13,627 10,690,597 9,689
2024/12/31 10,527,822 -156,570 10,371,252 -319,345

 

元金900万円
週次 預託証拠金 評価損益 有効証拠金 (前週比) (前月比) 出金
2025/01/05 9,156,570 -239,914 8,916,656 -83,344   1,269,576
1月12日 9,156,570 -138,238 9,018,332 101,676    
1月19日 9,156,570 -332,689 8,823,881 -194,451    
1月26日 9,156,570 -127,265 9,029,305 205,424    
1月31日 9,156,570 90,945 9,247,515 218,210 247,515  
2月8日 9,156,570 -306,574 8,849,996 -397,519    
2月15日 9,158,370 -300,946 8,857,424 7,428    
2月22日 9,158,370 -245,695 8,912,675 55,251    
2月29日 9,158,370 -363,457 8,794,913 -117,762 -452,602  
3月8日 9,158,370 -84,373 9,073,997 279,084    
3月15日 9,158,370 152,968 9,311,338 237,341    
3月22日 9,429,712 0 9,429,712 118,374    
3月29日 9,429,712 0 9,429,712 0    
3月31日 9,429,712 0 9,429,712   634,799  
4月5日 9,429,712 0 9,429,712 0    
4月12日 9,539,227 31,319 9,570,546 140,834    
4月19日 9,539,227 -102,333 9,436,894 -133,652    
4月26日 9,539,227 -60,778 9,478,449 41,555    
4月31日 9,539,227 489,818 10,029,045   599,333  
5月3日 9,539,227 843,715 10,382,942 904,493    
5月10日 10,494,816 0 10,494,816 111,874    
5月17日 10,509,433 0 10,509,433 14,617    
5月24日 10,509,433 14,650 10,524,083 14,650    
5月31日 10,509,433 -396,834 10,112,599 -411,484 83,554  
6月7日 10,509,433 -265,808 10,243,625 131,026    
6月14日 10,511,233 -364,064 10,147,169 -96,456    
6月21日 10,511,233 11,690 10,522,923 375,754    
6月28日 10,511,233 -327,716 10,183,517 -339,406    
6月30日 10,511,233 -236,562 10,274,671   162,072  
7月5日 10,511,233 95,626 10,606,859 423,342    
7月12日 11,475,814 0 11,475,814 868,955    
7月19日 11,475,814 0 11,475,814 0    
7月26日 11,475,814 0 11,475,814 0    
7月31日 11,475,814 0 11,475,814   1,201,143  
8月2日 11,475,814 0 11,475,814 0    
8月9日 11,475,814 0 11,475,814 0    
8月16日 11,475,814 0 11,475,814 0    
8月23日 11,475,814 -102,428 11,373,386 -102,428    
8月30日 11,300,869 0 11,300,869 -72,517 174,945  
9月6日 11,329,846 0 11,329,846 28,977    
9月13日 11,329,846 -177 11,329,669 -177    
9月20日 11,329,846 -166,940 11,162,906 -166,763    
9月27日 11,329,846 -320,011 11,009,835 -153,071    
9月30日 11,001,107 0 11,001,107   -299,762  
10月4日 11,001,107   11,001,107 -8,728    
10月11日 11,006,507 76,348 11,082,855 81,748    
10月18日 11,006,507 116,000 11,122,507 39,652    
10月25日 11,006,507 114,819 11,121,326 -1,181    
10月31日 10,659,679 0 10,659,679   -350,156  
11月1日 10,659,679 0 10,659,679 -462,828    
11月8日 10,659,679 0 10,659,679 0    
11月15日 10,660,579 0 10,660,579 900    
11月22日 10,660,579 0 10,660,579 0    
11月29日 10,660,579 0 10,660,579 0    

 

fxbit.hatenablog.com

【FX】初心者でもできる 再現性 具体的な取引手法

 

トラリピ「AUD/NZD」の魅力!FXで迷っている人向け解説!

 

FXで安定的に利益が上がらなかった私が最後にたどり着いたのが、豪ドル/NZドル(AUD/NZD)を使ったトラリピです。これで年利30%程度の利益が出ています。

チャートのテクニカル分析をもとにした取引(トレード)で利益が出ないで迷っている投資家は多いと思います ここでは、初心者を含めて、だれでも再現性があり合理的で具体的な取引手法をポイントを絞って紹介します。

 

豪ドル/NZドル(AUD/NZD)の特徴

市場環境が変化する中でも豪ドル/NZドル(AUD/NZD)は数か月の周期で上げ下げを繰り返す通貨ペアーです。高いところで売って安いところで買えば、利益が出ます。

 
 
      
        引用:マネースクエア
 
 

FXはゼロサムゲームです。 チャートのテクニカル分析をもとに取引をしても利益が出ない人は多いです。それは、実戦での明らかな優位性が無いからです。 テクニカル分析をもとにした裁量取引(自分の判断での売買)では、いくら経験を積んでも利益を上げられず、資金と時間を無駄にするだけです。

FX取引の中で、豪ドル/NZドル(AUD/NZD)がレンジの中で動く特徴があります。この特徴を生かした手法を行うことが合理的です。 

 

この手法の正しさは、結果が示しています。 

 

fxbit.hatenablog.com

 

裁量取引と自動取引

裁量取引(トレード)は自分の判断して売買する取引です。

・変化し続ける相場状況に対して柔軟な対応ができるというメリットがあります。

・判断の際に投資家の感情が入りやすいことがデメリットです。

自動取引は、設定条件に従って自動的に取引するので感情に左右されず安定的に取引することが可能です。

ただ、裁量取引のように相場状況の変化に追随できない可能性があります。このデメリットの対応として、一定レンジの中で値動きするAUD/NZDを利用すれば効果があります。

 

トラリピ(リピート系自動取引)は、自動的に注文と決済(利益の確定)を行うもので、通貨の値動きに従って自動的に売り買い注文と利益の決済(イフダン注文)を繰り返し行ってくれます。投資家は、日に1、2度チャートをチェックするだけ。忙しい方にもおすすめです。

 

AUD/NZDのトラリピ運用

1. トラリピ(リピート系自動売買)の仕組み 

 トラリピは、自動的に売買と決済を繰り返す仕組み(リピートイフダン)です。したがって、レンジの範囲内で動く通貨に適しています

 

 
 
            
 
 
裁量取引のように値動きを予想する必要はない。
取引自体は自動なので何もしないでよい。
自動取引なので感情(迷い、焦り)の入る余地は少ない。
 
 
    
    引用:マネースクエア
 

トラリピでは新規のエントリー注文とそのポジションの決済注文の両方を同時に発注することができる指値注文である(イフダン注文)を最大で99本までトラップのように設置可能。 また、それらのイフダン注文が一つ一つ実行され、エントリーと決済を繰り返す(リピート機能)を利用できるため、一定の範囲の中で価格が上下動する間にコツコツと利益を積み上げられます。トラリピは、その複数のイフダン注文の設定を一括でできます。

 
 
                 
 
 
 
     
     引用:マネースクエア
 
 

2. トラリピの注意点 


トラリピ(リピート系自動売買)は、自動的に繰り返す仕組み(リピートイフダン)のため、想定とは逆方向に価格が動いた場合、含み損が増えるため適切なリスク管理が必要です。 

含み損は利益を得るための先行投資であり気にする必要はないと言う利用者もいますが、 それは間違いです。含み損に耐えられずトラリピを辞める人は少なくないです。 トラリピを使う以上、含み損を適切に管理(損切り、設定解除)する必要があります。

 
 売りの場合
   
 
 買いの場合
 
        
   引用:マネースクエア公式サイト 
 
 

トラリピは、自動取引だから一度設定すれば後は何もしないで利益が上がるという説明がありますが、環境の変化に伴い含み損が増大することがあります。したがって、設定を常設することは問題があります。


3. この手法の特徴


AUD/NZD一択
トラリピなどリピート系自動売買では、値動きが想定レンジ内で動くことが最重要です。多くの通貨ペアーの中でもレンジ内で動く特徴が顕著なのはAUD/NZDです。 AUD/NZDは、オーストラリアとニュージーランドの通貨ペアです。両国はほぼ同じ経済規模を持ち、AUD/NZDの値動きは重要な経済指標の発表日に上下する傾向が強いです。 FXでは、如何に取引の成功確率を上げるかが利益への道です。裁量取引(トレード)で苦労するより、トラリピでAUD/NZDの値動きの特徴を利用する事が近道です。

 

また、トラリピでAUD/NZD以外の通貨を扱うことは、リスク分散ではなくリスク拡散の面があります。

 

ハーフ 戦略 
AUD/NZDの値が高ければ売りで入り(売り設定)、安ければ買いで入ります(買い設定)。売り設定と買い設定、両方を同時に行っては資金効率を下げるだけで無駄です。豪(RBA)ニュージーランド(RBNZ)政策金利差から柔軟に売りレンジまたは買いレンジを設定します。 

 



政策金利差】

豪とNZの政策金利差から下記に設定の目安を示します。

豪NZ(政策金利差) でのAUD/NZD売買レンジ設定 

 

金利
基準値(ドル)
買(上限)
買(基準)
売(下限)
売(基準)
(豪ドル-NZドル)
豪>NZ 1.5 1.135 1.125 1.120 1.145 1.150
豪>NZ 1.25 1.120 1.110 1.105 1.130 1.135
豪>NZ 1 1.110 1.095 1.095 1.120 1.125
豪>NZ 0.75 1.100 1.090 1.085 1.110 1.115
豪>NZ 0.5 1.095 1.085 1.080 1.105 1.110
豪>NZ 0.25 1.090 1.080 1.075 1.100 1.105
NZ=豪 0 1.085 1.075 1.070 1.095 1.100
NZ>豪 -0.25 1.080 1.070 1.065 1.090 1.095
NZ>豪 -0.5 1.075 1.065 1.060 1.085 1.090
NZ>豪 -0.75 1.070 1.060 1.055 1.080 1.085
NZ>豪 -1 1.060 1.050 1.045 1.070 1.075

 

買(上限)
買い注文を入れる上限水準
 
買(基準)
無条件で買い注文を入れる水準
 
売(下限)
売り注文を入れる下限水準
 
売(基準)
無条件で売り注文を入れる水準
 

 

【設定内容】

上記の範囲内で、最大0.01800以内で、間隔0.00020、利幅0.01800でレンジ設定します。ロット数は元金1000万で1.0ロット。

利幅が小さい設定では、含み損のリスクのわりに利益が少なく効率的とは言えません。出来るだけ利幅を大きく取れば利益を伸ばすことが可能となります。

 

非常設設定 戦略

トラリピの問題点として、スプレッド(手数料)が大きいため、その分取引ごとに利益が削られる欠点があります。細かく多くの取引をして利益を積み上げるのではなく、一度に大きな利益を上げる方が効率的です。 トラリピなどリピート系自動売買には、含み損が増える欠点もあります。設定を常設せず、値動きの転換点(政策金利などの経済指標発表日)で設定を行うことで、含み損の増加を抑える効果が期待できます。

 

値動きの転換点となる経済指標の中で、特に重要なのは政策金利、CPI、GDPの発表です。指標発表日に合わせてトラリピの設定を行い、それ以外の日は様子見(非設定)で様子見で良いでしょう。

決済は、利幅設定しているので自動決済されるまで待ちますが、自動決済される前に経済指標の発表がある場合は、含み損がないなら発表前に手動決済し設定も解除します。

 
・豪準備銀行政策金利発表: (2025年)
 2月18日、4月1日、5月20日、7月8日、8月12日、9月30日、11月4日、12月9日 
・NZ中銀政策金利発表: (2025年)
 2月19日、4月9日、5月28日、7月9日、820日10月8日、11月26日 
 
・豪四半期CPI: (2024年)
 1月31日、4月31日、7月31日、10月31日 
・NZ四半期CPI: 
 1月17日、4月17日、7月17日、10月17日 
 
・豪四半期GDP(2024年)
 3月06日、6月05日、9月04日、12月04日 
・NZ四半期GDP:
 3月21日、6月20日、9月19日、12月19日 
 
 (各経済指標発表日はズレることがあります。)
 

 

【設定タイミング】

①売り設定の場合、経済指標は発表時刻(図の例では15:00)前に現在のレートの下に設定する。

 

 

        

                            


➁設定の反対に動いたら25:00に現在のレートに設定を動かす。

                   ↓

          


 

【設定解除と決済】

経済指標発表前に含み益があれば、設定を解除して手動決済します。そして経済指標発表に再度設定します。

含み損を抱えているなら、経済指標発表前に設定を解除して損切りすべき含み損(投資額の5%を超えた分)を決済します。そして損切りした分(ロット数)を加えて上記【設定タイミング】経済指標発表に再度設定します。

これらにより含み損のリスクを管理します。

 

■資金管
含み損を適切に管理する必要があります。本手法はこれまで説明したように含み損を増やさない手法ですが、投資額の8%を目安に、含み損が増えたら損切や設定の見直しが必要です。 

 

この手法のように、

トラリピを裁量取引的に利用する事で損小利大の取引が可能です。

 

4.運用結果

私が元金800万円でこの手法で1年間行った結果です。

 
  預託証拠金 評価損益 有効証拠金 (前月比)
2023/12/01 8,000,000   8,000,000  
2023/12/31 8,231,431 -1,227 8,230,204 230,204
2024/01/31 8,341,182 7,038 8,348,220 118,016
2024/02/29 8,460,917 -206,809 8,254,108 -94,112
2024/03/30 8,571,489 -66,739 8,504,750 250,642
2024/04/30 8,572,389 -546,977 8,025,412 -479,338
2024/05/31 9,331,890 0 9,331,890 1,306,478
2024/06/29 9,331,890 0 9,331,890 0
2024/07/31 9,332,790 425,427 9,758,217 426,327
2024/08/31 10,629,456 0 10,629,456 871,239
2024/09/30 10,632,156 0 10,632,156 2,700
2024/10/31 10,680,908 0 10,680,908 48,752
2024/11/30 10,676,970 13,627 10,690,597 9,689
         
        2,690,597
                               (年利33%)                                
 

再現性があり合理的な手法を行うことがポイントです。
この手法は利益を保証するものではありません。個人の責任で行ってください

現在も、日々手法の精度向上に努めています。

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

 

 

マネースクエア「トラリピ」の評判は?メリット・デメリットを比較

トラリピとは「トラップリピートイフダン」の略称で、マネースクエア独自の注文方法です。現在、自動発注ができるFXの自動売買サービスは多く出ていますが、トラリピはその草分け的存在として有名で、マネースクエアが特許を取得した技術です。

トラリピはマネースクエアの口座を開けば誰でも無料利用することができるサービスで、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「トラリピの利用を検討している」「トラリピって聞いたことあるけど何?」という方に向け、トラリピのメリットやデメリット・注意点、実際に利用した投資家の評判を見ていきたいと思います。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

 

1.トラリピとは

トラリピは、マネースクエアが特許を取得した注文方法で、為替相場の「為替は一定の価格帯を行き来しやすい(レンジ相場になりやすい)」・「24時間動く」という特性を利用している売買手法で「トラップ」と「リピートイフダン」に分けられます。

【引用】マネースクエア「トラリピ情報局」より(以下同)

上記の図が「リピートイフダン」のイメージです。「リピートイフダン」とは買う価格と売る価格を決め、売買を繰り返す売買方法を指します。

そして「トラップ」とは上記の図の通り、「リピートイフダン」を罠を仕掛けるように、等間隔にたくさん設定する注文方法です。

この「トラップ」と「リピートイフダン」を合わせたものが「トラップリピートイフダン」で、略して「トラリピ」となります。

トラリピは、想定されるレンジ内で24時間、細かく売買をたくさん行い、小さな利益を着々と積み重ねることを目指す注文方法です。

トラリピの取引イメージ

大まかなトラリピの取引イメージですが、まず投資家は以下の設定を行い、注文を出します。

  • 通貨ペア:売買する通貨ペア
  • 売買:「売り」か「買い」かどちらで仕掛けるか
  • レンジ:注文を出す範囲
  • 注文金額:注文1本あたりの注文量
  • トラップ本数:レンジ内に何本の注文を仕掛けるか
  • 利益金額:一度の決済でいくら利益を狙うか
  • ストップロス:いくらになったら損切りするかのレート
※その他必要な人は、決済価格が相場を追いかけ上下する決済トレールも設定。

特に、①「売り」か「買い」どちらで仕掛けるか、②選んだ通貨ペアが上下どのくらいのレンジを取るのかを予想し設定すること、がトラリピのポイントです。

トラリピはこれらの設定の下、レンジ内にある為替の動きに合わせて、売買を自動的に行う・・・というのが取引イメージとなります。

2.トラリピの5つのメリット

では、トラリピを利用するメリットを5つ解説していきます。

  1. 細かな相場の予想がいらない
  2. FXにかける時間を節約できる
  3. 1クリックで設定、注文もできる
  4. 学習コンテンツが豊富
  5. 少額投資が可能

順に見ていきましょう。

2-1.細かな相場の予想がいらない

通常FX投資をする場合には、チャートや外部環境、金利など相場に関わるさまざまな要素を分析し、為替が上がるか下がるか予想をし、取引を行います。

しかし、トラリピは投資家が予想したレンジ内で細かく利益を上げる投資戦略を取っています。そのため細かな相場分析をしなくても、レートが上下しそうな「範囲」を予想すれば上手に活用することができます。

相場の予想をするのはなかなか大変です。時間を掛けようと思えばいくらでも掛けられます。その相場予想の負担が大きく減るのは投資家にとっても大きなメリットとなります。

2-2.FXにかける時間を節約できる

トラリピは、24時間事前に設定した通りの売買を自動で取引してくれるため、FXにかける時間を大幅に節約してくれます。

注文後は、定期的にレートが想定通り動いているのかチェックする必要はありますが、それでも画面に張り付いて売買のチャンスを伺うスタイルより、FXに取られる時間は大幅に少ないでしょう。時間は投資において見えないコストでもあります。その時間を節約できるのはトラリピの大きなメリットです。

2-3.学習コンテンツが豊富

トラリピを利用するためにはマネースクエアでFX口座を開設する必要がありますが、マネースクエアは口座開設者向けに学習コンテンツを豊富に取り揃えています。

学習コンテンツには例えば、投資戦略や最新の市況、毎週・毎月の相場見通しを学ぶことができる「市況レポート」、また「M2TV」といって、FXの知識や市況を学べる動画、更には基礎から実践的な投資テクニックを学べるプログラムである「アカデミア」があります。

これらの学習コンテンツを活用すれば、FX投資家としてのスキルを伸ばしていくことも十分可能でしょう。

2-4.少額投資が可能

トラリピでは1,000通貨から取引することができます。「通貨」とはFXの取引単位のことで、例えば「米ドル/円で1,000通貨の買い」とは「1,000ドルの買い」を指します。

FX取引の単位は1万通貨に設定しているFX会社も少なくなく、トラリピは少額投資が可能なサービスであると言えるでしょう。

特にFX投資初心者でまずは少額で投資を始めて、徐々に知識やスキルを身に付けていきたいと考える方には嬉しいメリットです。

3.トラリピの5つのデメリット・注意点

続いてトラリピの下記の5つのデメリット・注意点を解説していきます。

  1. 含み損は避けられない
  2. トレンド相場では不利に
  3. 取引通貨ペアが17通貨ペア少なめ
  4. 1度に大きな利益は狙いづらい
  5. スプレッドが広め

メリットだけでなく、この章で解説する、デメリットや注意点もしっかり把握し、トラリピについて正しい理解を深めていきましょう。

3-1.含み損は避けられない

トラリピはレンジ相場を想定し、「相場の下落場面で買いを入れる→相場が反転したら利益確定→また下落場面で買いを入れる」・・・という投資戦略を取っています。

そのため、相場が下落場面には買いを随時入れていき、決済は反発するまでしませんので、下落場面では含み損は拡大していくことになります。

確かに相場が反転し、利益確定の売りを出していければ、最終的には利益を出すことができます。ただし、一時的だったとしても、含み損がどんどん拡大していく状況は精神衛生上良くない、と感じる方もいるかもしれません。

3-2.トレンド相場では不利に

トラリピは「為替はレンジ相場になりやすい」という特性を利用し、レンジ相場を前提に投資戦略を組み立てています。

そのためレンジ相場には強いですが、上下どちらかの方向に為替が持続的に動く「トレンド相場」では、為替の動きに逆行して売買を積み重ねてしまうため、含み損をどんどん拡大していってしまうのです。

トレンド相場への対策として、トラリピでは決済価格をトレンドに沿って上下させ利益の拡大を狙う「決済トレール」が用意されています。しかし、レートが最大0.20円余分に上がらないと下がらないと、利益を取り損ねてしまうというデメリットも同時に発生します。このように、いずれにせよ、トラリピ利用時はトレンド相場に注意が必要です。

3-3.取引通貨ペアが17通貨ペアと少なめ

トラリピで取引できる通貨ペアは全部で17通貨ペア。米ドル/円やユーロ/円、豪ドル/円など主要な通貨は一通り取り揃えており、特にFX投資初心者にとって不便を感じる人はほとんどいないでしょう。

しかし、他の大手FX会社が20通貨ペア以上(中には34通貨ペア)取り揃えているところが多い点を考えると、少し選択肢が狭まってしまうのも事実です。

3-4.1度に大きな利益は狙いづらい

トラリピは、レンジ相場において細かく売り買いを仕掛け、利益をコツコツと積上げていく投資戦略を取っています。そのため、1度に大きな利益は狙いづらいというデメリットがあります。

またFXには「コツコツドカン」という用語があります。この「コツコツドカン」とはコツコツ利益を積上げきたにも関わらず、ドカンと1度に大きな損失を被ってしまい、利益がなくなってしまう、という意味です。

トラリピに限らずですが、細かく利益を積上げていく投資手法にはこの「コツコツドカン」を被ってしまうリスクがあるので注意しましょう。

3-5.スプレッドが広め

スプレッドとは売値と買値の差のことで、FXにおける手数料に相当します。スプレッドは広ければ広いほど投資家の取引に不利に働いてしまいます。

マネースクエアのスプレッドは、他のFX会社に比べて広めです。そのため、もし同じタイミングで同じ量・同じ通貨ペアの取引をした場合には、他社に比べて利益額が低く(損失が大きく)なってしまいます。

例えば2020年7月時点で、最もメジャーな通貨ペアである米ドル/円は、他の大手FX会社のスプレッドが0.2銭~0.3銭に対し、マネースクエアのスプレッドは4銭と広めです。

ただし、同じ自動売買のサービスのFX会社の場合は、スプレッドに加えて、売買手数料が掛かるところもあります。一方で、トラリピはスプレッドはありますが、売買手数料は掛かりません。

自動売買サービスを利用する際は、スプレッドだけでなく、売買手数料を含めたトータルの取引コストを把握するようにしましょう。

トラリピの口コミ・評判は?

それではSNSなどで書き込みのあったトラリピの口コミ・評判を見ていきましょう。

  • 自動売買システムがあるので、初心者におすすめ。
  • スプレッドが大きい。
  • 知識はあるけど忙しいので自動で運用したい、というニーズにも合っている。
  • 大きく損をしないかわりに大きく儲けることもない。
  • トレンドが出てしまった時は厳しい。
  • 最小取引単位が1,000通貨なので、まずはリスクを抑えて少額で始められる
  • スプレッドの大きさからなかなか取引に踏み込めていない。
  • 画面に張り付いている時間がなくても資産運用が出来て良い
  • 市況情報などのニュースが分かりやすい。
※個人の感想となります。

4-1.自動売買と少額投資可はメリットだが、注意も必要

「トラリピは、投資初心者におすすめ」という主旨の声がいくつかありました。トラリピは自分の代わりに自動で売買をし、また他の多くのFX会社に比べて少額で投資ができることから、FX投資をこれから始めようという方には取り組みやすいサービスと言えます。

ただし、「トレンドが出てしまった時は厳しい」という口コミにもある通り、トラリピはトレンド相場には弱いというデメリットもあります。それ以外にも本記事で解説した通り、①含み損は避けられない、②取引通貨ペアが17通貨ペア少なめ、③1度に大きな利益は狙いづらい、④スプレッドが広めといったデメリット・注意点もあります。

トラリピの利用を検討する際には、メリットとデメリット・注意点の両面をしっかり見ることが大切です。

4-2.コスト面を気にする投資家も

トラリピの口コミの中には、「スプレッドが大きい」「スプレッドの大きさからなかなか取引に踏み込めていない」のようなコスト面を気にする口コミがいくつかありました。

確かにトラリピは、売買手数料は掛かりませんが、スプレッドが他のFX会社に比べて広めではあります。ただ、コストがいくら安くても、取引で損をしてしまったら元も子もありません。自動売買システムが自分に合っているかどうかも、併せて検討したいポイントです。

繰り返しになりますが、マネースクエアのトラリピが自分にとって良いサービスで信頼できる会社なのか、メリットとデメリット・注意点を整理し、しっかり見定めることが大切です。

まとめ

今回はトラリピのメリット・デメリットや評判を見てきました。トラリピは自動売買で少額から投資ができるため、「投資初心者の私に良いかも」と思った方もいるのではないでしょうか。

記事内で解説した通り、トラリピにはさまざまなメリット・デメリットがあり、また投資自体にはリスクがあります。トラリピで資産運用する際には、それらのデメリットやリスクにも目を向け、慎重に取り組みましょう。

自動売買に興味を持ち、他社と比較したい方は、FXの自動売買(システムトレード)のメリット・デメリットは?も参考にしてみてください。